One Night Magician「SPECIAL SOUND TRACK」前半
寺門仁美さんが好きすぎて生きるのが辛い皆様、こんばんわ。
渡部家が好きすぎて生きるのが辛い秋山です。
http://d.hatena.ne.jp/akkyworld/20100829
寺門さんとは今回の舞台を通じて親睦を深めることができ、
最終的にはお互いに睨み合って携帯枕で殴り合うほど仲良くなりました。
仕方がないから、22日のライブは見にいくつもり。
さて、「SPECIAL SOUND TRACK」について話をしますか。
今回のパンフレットには僕自身が執筆したライナーノーツが掲載されていますが、
BGMについては大雑把にしか書いてませんでした。
ライナーノーツの〆切の時点で、BGMができてなかったのです・・・
というわけで、この日記内で書くのである。
サントラのトラックナンバーに合わせて書きますよ。
ほとんどの内容が僕にしかわからなかったことだと思います。
1 Introduction
所謂「客電落とし」。
後述の「そして少年は大空を飛ぶ」のテンポとキーを変えたものがベースになってます。
途中で曲調が変わるのですが、
それは「One Night Mgician」の魔法がかかって、客席が劇の世界に入り込んだ合図なのです。
2 One Night Magic
初代One Night Magicianが踊るこの曲のメインメロディ、
実はBGMの色んな場面で使われています。
それぞれ意味があったりなかったり?
3 サミカが来た朝
実はここのBGMが一番迷いました。
現状の僕のBGMは「良くも悪くも盛り上がってしまう」という特徴があるので、
何気ないシーンのBGMというさじ加減が難しかったです。
ちなみに、一番最初に作ったこのシーンのBGMはめちゃめちゃ明る過ぎて、
流した瞬間にみんなが「えっ!?」って顔していたのが忘れられない・・・
で、その明る過ぎた曲を再アレンジしたのが次の曲。
4 アリスが逃げたので捕まえてみた
最初はごちゃごちゃしたアレンジだったのですが、
ストリングスのピチカートだけで構成したアレンジにしたら面白い感じになったので、
このシーンに採用しました。
つなぎのバイオリンも、いい感じにマヌケです。
5 出来る男の午後
毎回恒例の「○○のテーマ」。
今回はいかがわしい村役人・木嶋のテーマです。
当初から「タンゴっぽいキザな曲にしようかなあ」とぼんやり考えていた所、
Bチームで木嶋を演じていたイキさんも似たようなイメージを持っていたので、
そのまま作りました。
ちなみに、Aチームの高橋さん木嶋のイメージに合わせたバージョンも作ったのですが、
AとBでBGMを変えるのは手間がかかるため断念しました。
その没バージョンは次回とか使うかも。
6 20年前の伝説
20年前の初代One Night Magicianの話をする場面なので、
やはりここは主題歌「One Night Magician」が一番だろうと、
オーケストラアレンジしたものを作りました。
長ゼリフのシーンだったので、
メロディが多過ぎてセリフの邪魔になってしまったことが反省点ですね。
7 1/100~one hundredth~
ダンス部のダンス曲。
実はこの曲のイントロには例の「One Night Magic」のメロディに手を加えたものが使われています。
具体的にはコード進行とメロディの音符の長さを変えているのですが、
劇中でこの曲を作ったセンターシティの作曲家が、
初代One Night Magicianの模倣を計ろうとしたことを暗示しています。
スペシャルライブの7人バージョンは圧倒的でしたね!!
8 サクヤ・ストーリー
毎回、BGMを初めて合わせた時に、
るかの演技のキレが増してゾクっとする瞬間があるのですが、
個人的にそれを「るかスイッチ」と呼んでいます。
最初はこの曲、「20年前の伝説」の場面で使うつもりで作ったのですが、
(それゆえに「One Night Magic」のメインメロディが使われているのです。)
悪くはないけどもうひと味足りない感じでした。
そこでためしにこの場面で流してみたら、
「るかスイッチ」が入ったので、即決でこのシーンのBGMにしました。
ちなみにタイトルは〆切ギリギリまで思いつかなかったので、
直球なタイトルになってしまったのですが、
「そのまんまじゃないですか」とるか本人から駄目出しされました。
次回は頑張ります。
9 ささやかな奇跡
この曲の終わり方と、Introductionの終わり方が一緒なのは意図があって、
同じように「魔法がかかった合図」を表しています。
サミカの力と舞台「One Night Magician」の魔法は同じ物。
頑張る人の背中をそっと後押しするささやかな力。
10 そして少年は大空を飛ぶ
BGM〆切の五日前の深夜に、いきなり遠藤Pから「作って」と言われた素敵な思い出がある曲です。
「スターウォーズとE.T.とインディ・ジョーンズを足して割ったような曲」
という指示があったのですが、
それだと、どうあがいてもジョン・ウィリアムズにしかなりません。
まあ、結果的にはこの曲を元にIntroductionも作ることができたのでよかったわけですが。
3D
長くなったので続きは明日!!