普通を求めて

普通のホットケーキ

今日のリハスタは少し古い建物なのですが、
その中に喫茶室があるのです。
そこのウィンドウに飾ってあるホットケーキをずっと食べてみたいなあと思っていたので、
今日食べてみました。


ちなみに、「美味しそう」という観点から食べたかったのではなく、
「いかにも安っぽい喫茶のホットケーキのサンプル」だったので、
逆説的に食べたくなったのです。




食べてみたら、案の定普通でした。
でもそれがいい。



子供の頃、近くのダイエーの食品売り場内にあった喫茶室のホットケーキのサンプルを見るのが好きでした。
パンケーキの上にとこんと乗ってるバターが好きで、
暇な時はずっとそれを見ていました。


今は、そのダイエーがもう無くなりました。



同じように、近くの西武のレストランで飲むクリームソーダが好きでした。
外が見渡せるエレベーターに乗って、
窓際の席で甲府の街を見ながら飲むのが最高でした。


今は、その西武がもう無くなりました。



大好きだった場所は、いつまでもあり続けるわけではないんです。


古めかしい喫茶店のメニューを見ると、そんなことをいつも思うのです。