秋の朝の湯灌
11月です。
今年もあと二か月になってしまいましたが、
同時に忙しくなる時期でもあります。
ライブもレコーディングもありますし、
兼ねてより計画していた企画も本格始動する予定です。
時間もあまり余裕がないのですが、
とりあえずここしばらくは機材を動かせられる環境にないので、
隙をみて鼻歌作曲してます。
今日は朝から湯灌でした。
現世の汚れを洗い清めるために行う儀式とのことで、
実は今まで見たことがありませんでした。
体を洗い、化粧をし直した祖母の姿はとても清らかでした。
長い年月を生き抜いた、人の美しさをも感じました。
午後は祖父の見舞へ。
昨日よりも呼吸が困難となり、
ほとんど声を出すことができなかったのですが、
こちらからの質問には大きくうなずいたり首を振ったりしたので、
意識はかなりはっきりしているみたいです。
自分のことより、家のことと祖母のことを気にかけていました。
(祖父には、祖母が亡くなったことを知らせてないのです)
いろんなことを伝えようとしているみたいでした。
元々、とても意思が強く92歳とは思えないほど活発な祖父でしたが、
生命力の強さに改めて驚きました。
僕は祖父母のように強く、美しく生きられるのか?
そんなことを考えました。