ぼくらのLittle Bird

勇敢なるもの

IKKI発売日、そして・・・アニメ「ぼくらの」の最終回。
本当なら今日は両方の話題を書くべきなんだろうけど、
原作の方のことだけ書きます。
この先はネタバレも平気で書きます。








素晴らしかった。
鬼頭さん、あなたはやはりすごい人だ。








ハワイにいる敵に、日本から遠隔攻撃をする。
その為の22人の”マーカー”
その作戦は、22人の死を意味する。


軍人でありながら大切な肉親を守れなかった彼らは、
自らの意思で、これ以上守りたいものを失わない為に命をかける。
名前すら出ていない彼らの決意に胸を打たれた。




そして、関さん。
”マーカー”となる為に、22人の仲間に混ざって敵に近づく。
敵に作戦を悟られないように、心を落ち着ける為に、歌を歌いながら。
それはアニメの歌。


これはきっと「アイドル防衛隊ハミングバード」の歌なんだろうな。
(理由は4巻のP109をご覧あれ)
軍人になるきっかけになったアニメの歌を歌いながら、
死を意味する戦いに行く彼は何を思ったのだろう。




・・・なんてことを考えて見ていたら、「それは」やって来た。










アニメ版のエンディング「Little Bird」の歌詞







道しるべとなる枝をくわえて、
その足もとに落としてあげよう、
向こう岸にいるあの子が、
迷わぬように







そして、カンジは泣き叫びながらレーザーで敵のところにいる関さんを目掛けて一点連続射撃・・・・







うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!









見事だ、見事すぎる!!!





この曲にインスパイアされてこのエピソードを作ったのか、
それともアニメ化と原作進行の時期からしてただの偶然なのか、
それはわからないけれども、神がかったシンクロに鳥肌が立ちました。
その直前に関さんが歌っているのがアニメの歌、という引っ掛かりもハマりすぎ。




鬼頭さんが石川智晶さんの曲をとても気に入ってる事はホームページ見てて知ってたけど、
本当に好きなんだなあ。



深読みすると、「アニメ版を肯定する」という意志表示にも見えますよね。
この歌詞が使われた本当の意味を知ってる人のほとんどがアニメを見ている人なわけで、
賛否両論あるアニメだけど、その主題歌を重要なシーンに使うことで、
鬼頭莫宏流の返答をしているように僕は感じました。
単に石川さんのファンだというだけかもしれないけど(笑)



なんにせよ、「ぼくらの」に新たな名シーンが追加されました。




最後のページはヘルメットを外した関さんと、何も書かれてない白紙のコマ。
キリエ編みたいに結末を明記せずに次のエピソードに行ってしまう可能性もありますが(笑)、
次回も続くものと思って来月を待ちます。
カンジの戦いの行く末は!?そして物語はどの方向に動くのか!?



感動のクライマックスを期待しています。