君がいない
以前に日記にも書きましたが・・・
http://d.hatena.ne.jp/akkyworld/20050622
僕が小学校6年くらいのころの話。(計算したら、この年齢が正しかった)
当時はまだビートルズもツェッペリンもピストルズも何も知らなくて、
聴く音楽なんてアニメの主題歌かオリコンのヒットチャートくらいだった。
そんな中で、初めて「この曲をギターで弾きたい!!バンドで演奏したい!!」と思った曲があった。
それは、ZARDの「負けないで」だった。
全編ロック調のギターアレンジでメロディーも耳に馴染みやすいポップなこの曲は、
当時の僕にはとても格好よく思えた。
まだギターなんて触った事もなかったから、
ホウキをギターに見立てて当てぶりみたいにして、
ラジカセを鳴らしながらギターを弾いた気になっていた。
実際にどう弾いているのかわからないし難しそうだけど、
いつか自分もこんな曲をギターで弾いてみたいと思っていた。
そんな12歳の思い出。
27歳になった今、古いシングルをiTunesに放り込んでこの曲を聴いてみる。
ビートルズもツェッペリンもピストルズも知ってる今の僕が聞くと、
ヒットチャートのポップソングという印象は持ってしまうが、
それでもなんだかあの頃の初心を思い出す。
今なら耳コピも出来るから、何を弾いているかはわかる。
当時思っていたほど、難しいことはしてないんだな。
1、2回聴けば完コピできそうだ。
だけど、シンプルながら洗練されてるから、今でも充分格好いいと思う。
もしも機会があれば、この曲を真面目にバンドでコピーしてみたい。
「負けないで」というシンプルな言葉は、
間違いなく、あの時代を生きた僕らの中で生きている。
坂井泉水さんのご冥福をお祈りします。