エゴと表現

自己表現と評価

昨日歌詞を書き上げたのだけれども、今日少し書き直した。
出来が気に入らなかったからではなく、むしろ出来がよすぎたから変えた。


僕にとっては会心作だけど、「他の人が聴いた時にどう感じるか?」と考えた時に、
必ずしも受け入れられるものではないかもしれないと感じたから。


もちろん、自分名義の作品だったり、好き勝手作ってるだけならそこまで考えないけど、
仕事で、しかも新人の歌手が歌うとなった場合、話は違ってくる。


作詞という作業に責任が生まれてしまうと、好き勝手なことを書くわけにはいかなくなるんだなあと改めて思う。
曲を歌う歌手にとって有益になるような歌詞を作らないといけないとき、
僕の「エゴ」を歌詞に込めたとして、それが必ずしも歌う歌手に見合ったものとは限らないし、
逆に邪魔をしてしまう可能性だって大いにある。
そんな気持ちがあったから、少しだけ「エゴ」を減らす事にした。



多分、「楽園と恋するオンラインの一件」があったからこそ、
こういうこと考えるようになったんだろうなあと思う。
「エゴ」は自分だけで責任を負える曲の中で表現すればいい。



もちろんその中でも自分だけの表現を心がけることは忘れていない。
要はバランスだ。
それが一番難しいのだけれど。



ああ、本当、時間っていくらあっても足りないんだなあ。