祖父を思う夏

コラーゲン

健康に気を使ってる訳でもないけれど、
ヨーグルト系の飲み物にハマっています。
これで不純物が本当になくなるのだろうか?





昨日、母方の祖父の事を書いたら、色々と思い返したりした。
僕が11歳の時に亡くなったのだが、あまり多くの想い出がない。


というのも、彼はとても寡黙な性格で、
家の裏にあった仕事場で、会社を締めた後も一人でずっと仕事をしていて、
夕方になると家に戻って来て熱燗を飲んで野球を見ていた。
そして、夕食を食べ終わるとすぐに寝てしまっていた。
11年間しか接した事のない人だったけど、ほとんどこの繰り返しだった。



かまってもらった記憶とか、話をしたという記憶がほとんどないのだ。
何かを買ってもらったということも多分無かったし、
みんなで旅行に行ったりした時でさえ、祖父は家で仕事をしていた。



かといって近づき堅い人間だったかというとそうではなく、
とても温和な表情の人で、落ち着いた雰囲気を持った人だった。



夏になると思い出すのが、
一度だけ、たった一度だけ祖父と夏に上流の川辺に遊びにいったことがある。
当時でさえ「おじいちゃんと出掛けるのは初めてだ!!」と思ったほどだ。
彼はやはり特に何をする訳でもなかったが、
彼がそこにいりというだけで、何か特別なことのように感じた。




それが最後の想い出になった。




その後、祖父はすぐに寝たきりになって、
次の年の春には亡くなった。



今思うと、あの時祖父は自分の死期を悟っていたのかもしれない。
そして、一日だけでも孫と過ごす時間を作ったのかもしれない。
今となってはもうわからないけれど。



今年も盆は墓参りに行く。
幸い、祖父が亡くなって以降もみんな元気だ。
いつものようにわいわいと食事をしながらも、
じっくりと祖父と対話をしてみたいと思う。