そして

はじまり

そのときには、カーテンの隙間から朝日が差し込んでいました。


クリアしてしまいました・・・MOTHER3
かかった時間はだいたい24時間です。
「クリアは明日ぐらいかな?」と思っていたのですが、
3日間で終わりを迎えました。






全てを終えて感じたことは、10年間待ち続けてよかったという気持ちです。
たった3日間でプレイを終えたわけですが、
とても長く感じました。
それは楽しくて、そして切ない旅でした。




ネットを見回すと、すでにクリアされてる方も沢山いるみたいなので、
下の方にネタバレ感想を書きます。
反転で読んで下さい。
まだクリアしてない人は、必ずクリアしてから見て下さい。












以下、ネタバレ
ゲームそのものの感想を言うと、
何度も泣きそうになったのを堪えてプレイしていたのですが、
その時の感情は感動というよりも「やりきれない気持ち」がほとんどでした。



第一章のヒナワ(おかあさん)との別れはもちろん、
崩れてしまった主人公一家、
俗世的な価値観が植え付けられて変わってしまった村、
リダが話した「真実」、
そして、「かめんのおとこ」との戦い・・・



でも、一番自分でも驚いたのはあのポーキーに涙したことです。
彼との戦闘が、一番悲しかったです。
人を小馬鹿にしたような言動をとるポーキーが、
あの戦闘の会話で本当の気持ちを全てさらけ出していたように思います。



MOTHER2でさんざんネス達の邪魔をしていたのに、
そのネス達の活躍を映画にして映画館で公開しているのも、なんだか胸に沁みました。
掲示板でみたら、イカヅチの塔の「王の部屋」の宝物のヨーヨーも、ネスのものなんですね)



憎たらしい奴なんだけど、
ちょっとだけポーキーのことが好きになれた気がしました。



当初付けられる予定だったサブタイトルは「豚王の最期」。
糸井さんは、本当の主人公をポーキーにしたかったのかもな、と思いました。