あの夏の日の僕ら 1997

僕らの夏

8年前の今日、17歳の僕たちはステージに立っていた。



生まれて初めてのライブの日だった。
ステージは野外でしかも県内のテレビで中継されるという、
高校生バンドとしてはなんとも恵まれたデビューだった。




あの日はとても暑くて、ステージに立ったとたん地面の照り返しでさらにキツい暑さに襲われた。
陽射しが強すぎてチューナーの文字が読めないし、
初めてみるアンプの使い方がわからないし、
高校生の出演者は僕らだけで他は大人の上手いバンドばかりでプレッシャーあるし、
リハの時間を過ぎてもボーカルのKumiko嬢は現れないし(笑)、
ひろせベースはなぜかいきなり金髪だったし(笑)、
COSIOTOENEのキーボードの音が出なくなるし(笑)、
秋山は本番中ステージから飛び降りた(演出)時にコケてギターと膝に傷を負ったし(笑)


今でも色んな事が鮮明に思い出せる。
人生で一番記憶が鮮明に残っている日だろう。



緊張のあまりで本番直前に脱水状態になりかけて、
スタッフの人のペットボトルのお茶を恵んでもらったりもしたな・・・
(それ以来、必ずステージに上がる時はペットボトルを持参している)





あっという間の8年だった。
僕は相変わらず音楽やってて、少しくらいはマシになったとは思うけど、
これからも初心を忘れないようにしたい。
僕にとって8月9日はそういう日だ。



そんな僕とCOSIOTONEがトークするラジオ「世界一、腹の立つラジオ」の第二回は今日更新です!!


http://www.geocities.jp/akkybug/radio/



聞いてね☆






そして今日は長崎の原爆の日
8年前のこの日も、ステージのリハ中に黙祷の放送がかかったので、
その場で黙祷をしたことを覚えている。






http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000024-mai-soci
この「ナガサキの郵便配達」の谷口稜曄さんのドキュメンタリー番組を見た。


60年経った今も、核によって苦しめられている人がいる。
今あるこの国の平和も、いつか再び脅かされる日が来るのかも知れない。
同じような悲劇が二度と起こらないように、
戦争の悲しみを知る人達の声から耳を背けてはいけないのだろう。