真実を見る目

ブレイク

なりゆきで映画「亡国のイージス」の試写会に参加。
防衛庁海上自衛隊航空自衛隊が制作協力しているためか、
軍関係者も多く出席していて、白い制服を来た人もちらほらいた。格好いいなあ。
森前首相も来てた。


しかし、どうしても途中退場しなければいけない事情があったので、
もうすぐエンディング!!というところで泣く泣く席を立った。
元々興味があって見に行ったわけではないし、
ほとんど問題が解決したという場面まで来ていたとはいえ、さすがに結末が気になるじゃないか!!
でも自腹で再度見に行きたいと思うほどでもない(笑)
つまらなくはないんだけどね。





劇中にチェ・ミンソさんという韓国の女優さんが工作員役で出てたのですが、
堀北真希っぽくてなんかよかったので調べてみたら、こんな記事が。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/10/20040910000044.html


確かに反日の人達ならこう言いそうだなあ。
しかし、それは「日本人」「自衛隊」というモチーフから連想した安易な意見に過ぎない。
ネタバレだけどこの映画は「平和ボケした日本に未来はない」という思想も持った人間達が、
イージス艦を占拠して日本を攻撃しようとする話だ。



つまりは軍事力という銃口を日本に向ける事で危機感を促すという内容である。
さらには、犯人グループの中に日本人の賛同者は存在するものの首謀者は某国対日工作員であり、
日本人が軍事力を持つという内容では無い。


犯人達の計画を阻止する方法も、軍事攻撃によって行おうとする場面もあるが、
最も重要な場面では主人公の説得によって解決がなされているので、
このことからもこの映画が軍事力を賛美する内容ではないし、
再軍備を主張するような意図も見当たらないことは明らかだ。



あの映画を正しく見れば、少なくとも「再軍備を促す映画」だと感じる人はいないだろう。



韓国や中国には偏見にとらわれた意見がまだまだ多い反面、
チェ・ミンソさんの主張が実に正しいことから、偏見に捕われずちゃんと理解している人もいることがわかる。
そのことが僕は嬉しく思えた。
この様な人達の意見が増えれば、時代を変えることができるのだろう。




映画の本筋とは少し外れた感想だけど、そんな事を思った今日の一日。