京葉線紀行

異なる世界

京葉線から見える、無機質な風景と海が入り混ざった景色が好きだ。
生活感や人が住んでいる気配がまったくしない感じが、僕の心をくすぐる。



終点まで行った事はないのでわからないが、
少なくても東京から海浜幕張までの間の約40分も
ここまで無機質な景色が広がっているのも珍しいと思う。





埋め立て地に立てられた高層マンションの群れを見るたびに、
「あそこは人が住む場所じゃない」と思ってしまう。
(※実際に住んでいる人達には失礼な表現だとは思いますが。)
何もない場所に無理矢理押し込められているみたいで、
どんな生活を送っているのか想像ができないのだ。
正直、新宿のビル群とかの方がまだ人のにおいを感じる。






だから、そんな景色に興味が尽きないのかもしれない。
夕暮れ時の南船橋のあたりの工場地帯は綺麗だった。







ディズニーランドに行き帰りする人達と、
普通に生活の一部として使っている人達が混ざり合っているのもなかなか奇妙で好きだ。
一度、葛西臨海公園と舞浜の間の橋と川沿いを散歩したことがあったのだが、
川の向こうに見えるディズニーランドを背景に、
老人がジョギングしてたり子供が犬の散歩をしてたりおばちゃんが自転車に乗ってたりと、
ごく普通の光景があったのもミスマッチで面白かったのを覚えている。
あの辺りに住んでいる人は、なんとなくたくましい人達なんじゃないかと思える。






思いつくままに書いただけの日記。
明日も朝は早い。