ハチミツとクローバー放送から一夜明けて

様々な

ハチミツとクローバーを含む日記」凄い数!!→





興奮から落ち着いて来たし、
ネットをぐるぐるまわって他の人の感想や批評などを見て、
アニメ「ハチミツとクローバー」の手応えを自分なりにまとめてみようかと。








一番気になっていた、「原作を読んだ事がなく、アニメでハチクロ初体験」の人達の意見。



うん、けっこういいみたい!!



大方の人は気に入ったようで、
昨日の日記で書いた事は杞憂に過ぎませんでした。


初めての人は幾つか疑問点があるようで、特に多かった質問を二つ取り上げると・・・




「ギャグがこんなにハイテンションなのは原作通りなの?」
・・・原作通りです。や、原作はもっとすごいです(笑)
ヘタしたらギャグだけで1話使います。
羽海野先生曰く、シリアスな展開が増えるほど照れ隠しでギャグの比重が高くなるそうです。




「誰が主人公なの?」
この話は特に誰が主役、というわけでもなく、
竹本、真山、森田、山田あゆみ、はぐ、がメインで、
それらをまとめるのが修ちゃん先生、といった感じでしょうか?
ただ、アニメを見る限り原作の重要エピソードでもある「竹本ー自転車」をフューチャーしていた所から、
竹本に重点が置かれているようです。






とりあえず、初めての人にも大旨受け入れられたっぽいですね。







で、原作のファンの人達の感想を見ると・・・
賛否両論とまでは行かないけど、
「いい!!」という人と「思ってたほどでは・・・」という半々な感じ。
これに関しては声のイメージとか、アニメだとどうしてもテンポが悪くなるとか、そう言った部分が大半なので、
アニメ化の宿命みたいな部分での善し悪しなので気にするほどではないのかも。
僕は声に関してはいいと思うし、テンポに関しては、原作にはさすがに勝てないけど許容範囲です。






で、一番多かった意見はやっぱりオープニングについて。
羽海野先生の日記を見る限りでは、先生自身は満足されているようですが、
やっぱりちょっと「ハチミツとクローバー」からはかけ離れてしまっているのではないかと。
僕もオープニングだけはどうも駄目でした。




OPは原作で登場する「はぐとあゆが作ったゲテモノ料理」をイメージしているらしいのですが、
制作者の野田凪氏が意図を理解しきれてない印象を受けました。
はぐとあゆの料理のゲテモノな感じは、
「グレープフルーツの炊き込み御飯」
「ウインナー イチゴジャム煮」
「ミントおにぎり」
「チョコレートの匂いがむせ返るカレー」
「豆乳・木クラゲ・ママレード、ニンニク・イチゴジャム・牛ひき肉・・・などのカクテル」
・・・などなどの、「組み合わせがめちゃくちゃなゲテモノ」なわけで、
「見た目がゲテモノ」では大きな的外れなのです。
(調べてみたら、かわいらしさの中にグロテスクさを混ぜるのが野田凪氏の特徴らしいので、
悪い方向に出てしまったのか・・・)








僕の個人的な意見を述べると、
他の部分では、制作者が原作に対してちゃんと愛情と理解を持っていることが感じられたのですが、
やっぱりオープニングだけはどうも違うような気がします。
「登場人物を一切出さない」「アニメ画を使わない」などの斬新な手法に挑戦していることは評価できるけど、
肝心なところでズレてしまっていて、結果的にあまりいい印象を受けませんでした。



ハチクロでなければ、ああいった映像は好きです。
野田凪氏にも興味が沸きましたし・笑)
それ故によけい残念!!







・・・等々色々書きましたが、全体的には良かったし上々な出だしを切れたのではないかと。
初めてハチクロを知った層の評価がよかったことから、今後も期待できそうですね。