一夜明けて・・・「いつか見上げた青い空」

akkyworld2011-05-02

朝起きたら、声がガラガラだった秋山です。
役者さんでもないのに、何で僕が声枯れてるんだ?



改めまして。


HIROSE PROJECT LIVE vol.10『いつか見上げた青い空』
無事に千秋楽を迎える事が出来ました。有難う御座いました!


今回はねえ・・・本当に色んな事が大変だった。
なんと言っても、震災ですね。


稽古が本格的になりはじめた頃に起きたあの震災。
ショックや不安は大きいし、
計画停電の時期は稽古が潰れたり作業が遅れたりしたので、
本番に間に合うか間に合わないか?
それ以前に、本番が中止になるかならないか?
そんな不安を抱えながらの毎日でした。


個人的には、後述しますが曲の数が今までで一番多い6曲(しかも全曲フルサイズあり)だったので、
作業に半端無く時間がかかりました。
本当にギリギリで、「Twinkle」のCD完成版が出来上がったのなんて本番3日前だし、
サントラのおまけドラマに至っては小屋入りしてからの作り始めだったので・・・
(「最悪、サントラ発売できません・・・」と本気で申告してました)



まあ、なんとか間に合ったんで、今となってはいい思い出ですが。
ただ、体調を崩してしまった時期もあり、
子供達にまで心配かけてしまったのは申し訳なかったです。
今は元気だよ!!!!!
声枯れてるけど。




リハーサル中の出演者と、それを見守る愛ちゃん先生(と娘達)
愛ちゃん先生には今回も本当にお世話になりました。
振り付けも最高でした!!






「ミュージカルが作りたい」



前回の「One Night Magician」が終わった後、
次回作のアイディアについてヒロセさんと話をしている時に僕が言った言葉です。



「あの星空に未来を描け!」の時に初めて舞台の音楽を作ることになった秋山。
舞台はおろかミュージカルなど一切知らない素人で、
「アニーって何!?名前は聞くけど『赤毛のアン』の別名か何か?メモリーって何の曲?」
というくらいのレベルでした。


なのでこの作品の時はロックや打ち込み主体の楽曲が多く、
BGMもシンセ音やピアノの曲がメインでした。




その次の「虹の向こうに続く道」は、
「やはりこの先BGMを作るなら、過去の映画や舞台の音楽をちゃんと検証しないと駄目だな」
と考え、実験的にオーケストラサウンドを取り入れ始めた作品でした。


ちなみに、その実験の一環としてDJリトルベアのジングルをビックバンド風のアレンジで作ったのですが、
その時に得た知識と経験を発展させたのが今回の「K-MOON狂想曲」だったりします。



三作目の「One Night Magician」では、楽曲とBGMで本格的にオーケストラを取り入れた作品でした。
一部、壮大になりすぎてしまった場面はありましたが(笑)、
初回から比べたらかなり進歩できたことを実感した作品になりました。



そして今回の「いつか見上げた青い空」。


「ヒロプロの舞台はミュージカルであってミュージカルでない」
これは内外からよく言われていた言葉です。


元々、ライブの合間に劇をするスタンスから始まった舞台なので、
ライブっぽいミュージカルがあったっていいじゃないか。
そのスタンス自体はいいのです。


でも、僕が関わるようになってから、
「あそこの作曲家はミュージカルの曲が作れない」
と思われるのは嫌だなあ、とずっと思っていたのですよ。



なので、
チャレンジしてみちゃった♪
てへ☆(・ω<)



そんなわけで、実は僕のわがままから始まったのですよ、この舞台は。
その考えに賛同してくれたヒロセさんには感謝です。


しかし、
そんなわけで6曲も作るハメになってしまったのです


すべては自分の責任さ〜♪



つづく