極端に言うと、生肉がパレードする映画

チェコ語ポスター

11月13日の日記(http://d.hatena.ne.jp/akkyworld/20061113)で紹介した、
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「ルナシー(LUNACY)」をやっと見てきました!!
http://www.a-a-agallery.org/event/lunacy/



間が空いてしまったのは忙しかったこともありますが、
今日はトークショウとして、監督の大ファンという佐野史郎さんが登場!!
あの独特な空気感を持った佐野さんは、少し遠慮がちに、そして熱く監督について語って下さいました。



さて、今日は一人で映画館に赴いたのですが、
開場時間を待っていたら声をかけられたので振り向くと、
この映画を紹介してくださったチェコ紹介雑誌「ツックル」の編集長:梶原さんが(笑)
さすがです。
(ちなみに3度目の鑑賞らしいです)




肝心の映画ですが、とても面白かったです。
何の説明もなしに唐突な展開から始まるのでが何が起こってるのかわからなくて混乱、
さらに登場人物の意味不明で奇妙すぎる行動でさらに混乱、
誰が正常で誰が異常なのかがわからなくなり始めた頃に真実が明かされて、
一気に恐怖が襲いかかってきました。



個人的にはシュヴァンクマイエル作品の中でも見やすい部類の映像だと思いますが、
しかしその哲学的な内容と切り口はさすが。
束縛と無秩序、どっちが本当の自由なのでしょう?



終演後は梶原さんの紹介で配給会社の方々や各方面で活躍されている方々とお茶をしました。
気づいたら11時まで話込んでいました・・・って昨日の流れと全く同じだ(笑)