あの日あの時あの場所で

あと5mm

ライブから一週間。
だいぶ落ち着いてきたので、そろそろあの話をしようと思う。







今回のライブの開始時に、ギターの音が出なくなったというトラブルが発生した。
あめみや王子にMCで場を繋いでもらい、速球に原因を探る。
どうもギターそのものから音が出ない、というトラブルではないらしい。
となると、エフェクターか・・・





しかし、これだけの数があるため、すぐに見つけ出すのは困難だった。
幸い、Whammyに繋いだチューナーが反応していたことから、
Whammyまでは回線が生きている事がわかったので、
急遽、それ以降に繋いだエフェクターは切り捨て、
コンプ、歪み、ワウ、Whammyというセッティングで臨んだ。
5分間のタイムロスだった。


その後のライブの盛り上がりには全く影響しなかった事が救いだ。
改めて、観客の寛容さに感謝します。
そして、メンバーには迷惑をかけてしまい、申し訳なく思う。







終了後原因を調べたのだが、
パッチコードがちゃんと微妙に奥まで刺さっていないことがわかった。
(トップの写真のような状態)
信じられないようなケアレスミス!!
しかし、場内の暗さと焦りでそんなことにも気がつかなかったのだ。




急遽のダブルヘッターで、エフェクターを繋ぎかえる必要性があったので、
おそらくその時のミスだ。
せめて入れ替え時に小音量でも音を出すべきだった。
(DJプレイ中のセッティングだったので、普段のように音は出せない状況だった)





もちろん、普段から指摘されている「繋ぎ過ぎ」というのも要因ではある。
でもそれ以上に、自分の注意力不足が今回の大きな原因だろう。
パッチコードがちゃんと刺さっていなかった。
シンプルすぎて、そんなことも見落としてしまったのだ。





バンドマンはもちろん、それ以外の人にも言える事だと思うが、
いざと言う時ほど、信じられないほど簡単なミスをおかしてしまうものだという
いい教訓になった。