うれしくはない

後、約半月!!

スピッツ新曲・先行試聴
初めてじっくりヘッドホンで聞いたわけですが、
ストリングス(オーケストラ)パートが結構入ってたんですね〜。


「フェイクファー」(1998年)以降のロックモードに入ってから、
こういうストリングスが入った曲は殆どなかったから、
逆に新鮮でした。
崎ちゃんのドラムの音がいい〜。





青山ブックセンター本店で糸井重里重松清の対談があったのでを見に行く。



最初にアナウンスがあって、写真撮影等の禁止を呼びかけていた。
それはイベントとかでは普通のことだが、
そこは糸井重里、なかなかうまい言い回しを持って来た。




「携帯カメラとかで撮影されるのは、うれしくはない」




うわあ、そう来たか。



「撮るな」っていうと、場が緊張するんですよ。
(これは、普段イベントの仕事をやってるからよくわかる)
禁止事項を読み上げることは、
お客とイベントとの間に制約があることを
必要以上に認識させられるわけです。
(まあコンサートとかの場合は死活問題に近いから仕方が無いんだけど)




そこで、もう少し和らげた言い方をしよう。
今回は禁止するのではなく心情に訴える戦法に出たらしい。
しかし、ここで「うれしくない」という言い方をすると、
やはり若干の緊張が生まれてしまう事は否めない。
結局「行動を否定=禁止する」となってしまうためである。




そこで、「うれしくはない」である。
強く否定はしてないけど、
どちらかと言えばやらないで欲しいな〜、という言い方である。




これが現場だと凄い効果あるんですよ。
それを聞いたとき、思わずみんなクスクスと笑っていました。
糸井さんをよく知っている人なら「やられた!!」と思ったでしょう。



「は」があるかないかで全然違ってきます。
さすがはプロだなあ〜、と感じた日曜の午後でした。



ちなみに対談も凄い面白かったけど、
僕が一番感動したのがそこだったので(笑)