アイドルとメグリアイ

一ヶ月ぶりくらいに新宿タワーレコードに足を運んだら、
あまりの様変わりに驚いた。

7FのJ-popコーナーがアニメ・アイドル・ヴィジュアル系の３つのコーナーに大きく分類されていた。
特に、アイドルコーナーの拡張が顕著だった。
「ここは秋葉原かっ！？」って思うくらい。

矢沢永吉を中心にした「ここに、ロック・ジャパニーズ」のポスターも、
すごく格好いいのにこの場所では押されて見えてしまった。

改めて、アイドル全盛のこの状況について考える。

僕自身、ロックをやりたいと思ってギターを手に取ったが、
気付いたら今はアイドルの曲作りに関わる生活を送っている。
当然、アイドルを目指す女の子達にも関わることが多くなり、
彼女達がどれだけ努力して頑張っているのかも知っている。

どっちも頑張って欲しいんだ、ロックもアイドルも。
だけど、ロックが負けてしまうのは困るんだ。
下級生の女の子が憧れる格好いい先輩みたいに、
一歩でいいから先に立っていて欲しいんだ。

Flagsを出ると日曜の夏の日差しが眩しかった。
人で賑わう新宿南口を、そんなよくわからない気持ちを抱えながら歩いた。

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こんな話をした後で何だが、
タワレコに赴いたのは、メグリアイのインストアイベントを見に行くためだった。

メグリアイの岡崎みさとは、前回の舞台公演であるスタオベに出演していた。
今作のキミ星にも出演がきまり、さらに同じユニットの山田渚も別チームに出演する。

一度はライブを見なきゃなあとずっと思っていたけど、
いつも予定が合わずにいたので、なかなか見る機会がなかった。
たまたま今日は何も予定がない日だったので、
「これを逃したら次はいつになるかわからない！！」と思い、参加することにした。

長身のみさとと渚が並んだ時のダンスはとても綺麗で華やかだった。
曲もキャッチーで、凄くいい！！
最近、新しいメンバーが加入したとのことなので、
力量が追いついた時に、もの凄い力を発揮するグループになる予感がした。

来年のTIFに、メグリアイも出てくれたらいいなと思った。
でも、順調に行けば遠い話ではないと思う。

AKB48という巨頭がそびえ立つ今、
個性を出そうとして奇策を講じるアイドルも増えている。
既存のグループを意識したグループも増えている。
それ自体は悪くない手段だけど、やりすぎると目的を見失いあらぬ方向に進んでしまう。
だからこそ、王道なアイドルが力を付けなければいけないとも思う。

メグリアイこそ、王道であり続けて欲しい。

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西口でカメラの備品を見て回っている間、
会場でずっと流れていたメグリアイの「君だけRefrain」がずっと頭の中で流れていた。
まさにリフレイン。

結局、タワレコまで戻りCDを買ってしまった。

君だけRefrain　ずっと無限に繰り返す

いい曲だ。

どっちも頑張って欲しいんだ、ロックもアイドルも。
だけど今は、ダメで冴えない女の子が輝きだして人気の先輩さえ恋に落とすヒロインに成長した。
そんな眩しい光に、どんな登場人物も敵うはずがないじゃないか。
今はそんな時期。

「男も頑張らないとなあ」と思う、夏の決心。